「え?お見合い、ですか…」
社長室に呼ばれた小鳥が先ず最初に口にした言葉だった。
プロデューサーとの交際を続けて約2ヶ月が過ぎた頃。
小鳥はあずさのプロデューサーと言う彼の立場を考え交際を公にせず社内では単なる同僚として振舞っていた。
勿論、二人きりの場合は少し位のイレギュラーもあったが周りの社員からすれば”仲の良い同僚”にしか見えなかっただろう。
他の女子社員から彼氏の自慢話しをされる事もあったがそれでも小鳥は衝動を噛み殺して押さえていた。
恋人同士でありながら触れ合う事も寄り添う事も出来ないもどかしさだけが二人にまとわりついていた。
そんな振る舞いが祟っての今回の話しである。
「お話しは嬉しいんですけれど…」
やんわりと断る小鳥に社長は尚も食い下がった。
「顔を会わせるだけでもどうかね?」
「うーん…」
「知人の頼みなんだ、私の顔を立てると思って会うだけでも…」
懇願する社長を見て小鳥は小さく溜息を吐いた。
「はぁ、分かりました。会うだけですよ」
「おお、会ってくれるかね!?」
「その代わり」
小鳥の言葉に社長の動きが止まる。
「その代わり…」
「何日か有給、使わせてもらいますからね」
小鳥は人員が厳しいのを盾に社長にとって痛い条件を提示した。
「…むぅ、それは。この際、仕方あるまい…」
社長は渋々とは言え了解せざるを得なかった。
「じゃあ、細かい事はまた今度教えてくださいね」
パタンと社長室のドアを後ろ手に閉じるとふとプロデューサーと目が合った。
「あ…プロデューサーさん」
「小鳥さん、ちょっと」
プロデューサーが手招きをすると小鳥はプロデューサーの隣の自分の席に腰掛けた。
「なぁに?」
「お見合いの話し?」
「え!?」
小鳥は的確に話しの内容を突かれ驚いた。
「な、なんで?」
「いや、以前社長から小鳥さんの事聞かれたんで。仲の良い男性は居ないのかと…」
「そっか…」
「それで…」
問い詰める様な視線が小鳥に向けられる。
「うん…お見合いはしないけど会うだけならって約束した…」
「そうかぁ、まぁどうしようもないですよね」
プロデューサーの視線が和らぐと小鳥はほっと胸と撫で下ろした。
「ごめんね?」
「社長の頼みなら仕方ないですよ」
謝る小鳥に対してプロデューサーは「ははっ」と笑いながら言った。
当日
小鳥の要求通りお見合いとは名ばかりでかしこまった場所ではなく変哲のない喫茶店で小鳥は話していた。
隣に居る社長が妙に忙しなくしているのでどっちが見合いに来ているのか分からない程だった。
相手の男性は小鳥よりも一つ年上で社長の知り合いの息子であり撮影関係の仕事をしている大人っぽく明るい人だった。
既にプロデューサーが居る小鳥にとってはあまり興味の無い話しではあったが話しを聞いている内に小鳥はある違和感を感じながら聞いていた。
結論的に相手の男性も”悪い人ではない”と言う所だった。
「どうだったかね?音無君」
帰り際、不意に社長が声を掛けてきた。
「どうと言われましても、いい人だとは思いますけどそれ以上は…」
「そうかね、まあそこは音無君次第と言うところだな。彼は販促物を扱っている会社の社長の息子さんでね」
「はぁ…」
「以前から我が社も世話になっているのだよ」
「ですが…」
「会ってくれただけで私の面子は立った。いや、ありがとう!」
「いえ…」
社長の晴れた笑顔とは裏腹に小鳥の気持ちは違和感を抱えたまま重く淀んでいた。
それからしばらくしたある日の昼
すっかり小鳥とプロデューサーの定番になっていたオープンテラスのカフェにプロデューサーは居た。
そして社長との打ち合わせで”件の相手”が同じカフェに来ている。
小鳥も社長も同席していた。
寧ろ小鳥と話すのが目的ではないかと思う位、社長との打ち合わせが終わった後小鳥と楽しそうに話している。
小鳥もそれに対していつもの様に笑顔で受け答えしているのをプロデューサーは少し離れた場所で落ち着かない様子で見ていた。
なんともタイミングの悪い時期に来てしまったとプロデューサーは自分を恨んでいた。
「土日用事が無ければお付き合い願えませんか?」
ふとそんな言葉が聞こえてきた。
「え、えっと…」
周りに人の会話が飛び交う中やけにはっきりと二人の声が聞こえてきている。
「だめですかね?」
食い下がる男性に対して小鳥は返答に詰まっていた。
「それはその…興味は有るのですが」
プロデューサーは静かに蠢く感情を必死に抑えながら居た堪れなくなってその場を後にした。
「あ…」
その姿に初めてプロデューサーが居る事に気付いた小鳥が小さく声を上げた。
特にお互い会話も無いまま小鳥の退勤時間が迫ってくる。
キーボードを打つ手を止めた小鳥はふとプロデューサーに視線を移した。
午後から虫の居所が悪そうにしているプロデューサーに対して小鳥は意を決して話しかけた。
「今日は、残業?」
その言葉に対してプロデューサーは振り向きもせずに返事をした。
「うん、先に帰ってて下さい」
棘のある言い方を受け止めながらも小鳥は笑顔で言った。
「じゃあ、先に帰るね♪お疲れ様っ」
小鳥は出る直前にチラリとプロデューサーの顔を見てそのまま静かにドアを閉めた。
カチカチと規則正しい時計の針の音だけが事務所の中で音を立てていた。
外はすっかり暗くなっていて自分以外は残っていない事がはっきりと分かるほどひっそりとしていた。
書類に目を通していたプロデューサーが大きく溜息を吐く。
「はぁーっ。子供だな、俺も…」
書類に消しゴムをかけつつポツリとそう呟いた。
カフェでの話しを聞いてしまってからどうにも仕事が進まない。
それだけならまだしも普段から気をつけている誤字や脱字が書類に目立っていた。
プロデューサーは眼鏡を外して瞼の上から目をマッサージした。
「はぁあ…コーヒーでも淹れようかな」
誰に言うでもなくそう呟いた時、事務所のドアが独りでにカチャリと開いた。
「お疲れ様」
聞こえてきたのは小鳥の声だった。
「差し入れ持ってきたよ、コーヒーとパン」
そう言って小鳥はプロデューサーの後ろのデスクに寄りかかった。
「ありがとう…」
相変わらず目を合わせようとせずにプロデューサーは一言そう言った。
「こっち、向いてくれないの…?」
寂しそうに小鳥が言う。
「ねぇ、私と居て楽しい…?」
「…」
「カフェでの話し聞こえてた…?」
「…少し」
「そっか…」
少しの沈黙が流れる。
「それで、返事はしたんですか…?」
沈黙を先に破ったのはプロデューサーだった。
「ううん、まだ…」
「返事はまだでも気にはなってるんですよね…」
「…うん、こんな機会はもう無いかも知れないし」
「そっか…」
プロデューサーは小さく溜息を吐いた。
「俺じゃダメでしたか?」
初めてプロデューサーは小鳥の方に向き直った。
「え…?」
「年下じゃ…ダメですか」
プロデューサーは徐々に気が昂って来るのが分かったが感情を抑えきれなくなっていた。
「そんなに頼り無いですか?彼の方が年上だからですか?彼の事が好きなんですかっ?」
「ち、ちょ―」
「俺だって小鳥さんの事好きですよ!その気持ちなら絶対あいつになんか負けない!」
堰を切ったようにまくし立てるプロデューサーに対して小鳥は唖然としていた。
プロデューサーがここまで感情を剥き出しにして声を荒げる事は今まで無かったからだった。
ましてや良識あるプロデューサーが他人とは言え人を”あいつ”呼ばわりするのは聞いた事が無い。
今までに無い程の鋭い視線が小鳥に向けられている。
「あの…プロデューサーさん?」
恐る恐る小鳥は口を開いた。
「何か勘違いしてるよ…」
「勘違いって何がですか?」
「私、彼とは付き合わないよ?」
「さっき気になってるって言ったじゃないですか!」
「映画の件でしょう?」
「はい?」
「まさか、彼と私が付き合うと思ったの?」
「それ以外に何が…」
「…」
「…はぁ」
溜息と共に勘違いだと悟ったプロデューサーが脱力して椅子に座り込んだ。
「映画のチケットがあるから付き合ってくれませんか?って聞かれたの」
「…」
「ちょっと聞いてる?」
小鳥がプロデューサーの顔を覗き込む。
「聞いてる?って…俺がどれだけ悩んだと思ってるんですか!」
恥ずかしさと情けなさに押し隠しながらプロデューサーは再び立ち上がり声を荒げて言い放った。
不意に怒鳴られ小鳥はビクッと体を震わせた。
「そんな事言われても…」
「もう1回確認しますけど、彼とは付き合わないんですよね?」
「いい人だなとは思うけど…」
「けど…?」
小鳥は不意に視線を落とした。
「良く分からなくなったの…」
ポツリと呟くような小さな声だった。
「分からない?」
「いい人だなって思う。魅力的な所もあると思う。でも、比べてしまうのよ…」
「比べる?」
プロデューサーが聞き直すと小鳥はコクリと頷いた。
「そんな風に考えてる内はまだ私の中で大切な人じゃないんだなって思うの」
「比べるって何と」
その言葉に小鳥はチラリと上目遣いにプロデューサーを見た。
「…?」
プロデューサーの態度をきっかけに小鳥の感情が音を立てて溢れ出た。
「貴方とよ、決まってるでしょ!」
小鳥は今にもプロデューサーに掴みかかりそうな勢いでまくし立てた。
「貴方だって分かってない!私がどれだけ悩んでたか!そんな事知らないでしょ?貴方に会って私は変われた!」
小鳥はキュッと拳を握った。
「嬉しい事も楽しい事も増えたよ、でも私の方が年上なの!気にしてるのは私だって同じだよ?」
心成しか小鳥の声が震えていた。
「…」
「貴方よりしっかりしなきゃって思う。だって私の方が先に歳をとっていくの!先におばさんになっちゃうの!」
小鳥は力なくプロデューサーの胸を叩いた。
「彼と付き合う方が楽よ、気を張らなくても良いもの!甘えられるもの!でもダメなの…ダメだったの…」
叩く手を止める代わりに小鳥はプロデューサーのシャツをギュッと握った。
「そんな私の気持ちなんて知らないでしょ?」
「…分かりました」
言ったプロデューサーを睨む様に小鳥は涙で滲んだ瞳を向けた。
「何がよ…」
「今の言葉で少し安心しました」
プロデューサーの言葉に小鳥は再び俯くと小さくゆっくりと首を横に振った。
「分かってない…ちっとも分かってない!」
「え?」
「少しじゃない…もっと安心してよ。もっと沢山自惚れてよ!…なの」
「最後、何て…?」
「大好きって、言ったの」
最後の言葉は消え入りそうなか細い声だったが小鳥ははっきりと口にした。
「…!?」
「私ばっかり好きなのかなって思ってた…あれから何も無いし」
「それは…」
「もっと強引になってよ…」
「…」
「私からなんて、言えないよ…」
「もう、い―」
プロデューサーは居た堪れなくなって遮ろうとしたが小鳥の口は止まらなかった。
「触れて欲しいなんて…」
小鳥が言い終えると同時にプロデューサーはギュッと小鳥を抱き締めた。
負けじと小鳥もプロデューサーの背中に腕を回す。
「ねぇ、どうして…もっと…。こうしてっ…ひぅっ、くれないの…?」
プロデューサーの腕の中で小鳥は涙を零しながら言った。
「ごめん…」
プロデューサーは謝る事しか出来なかった。
辛い思いをさせた事
今まで気持ちに答えて上げられなかった事
自信を持てていなかった事
心の底から後悔していた
好きだったが為に失うのが怖かった事を…。
「うぅ…もっとっ…。キス、したりっ…ひっ…。抱き合ったり、したいって…。私だけっ…?」
「そ、そんな事―」
プロデューサーが言い終える前に小鳥は唇を重ねていた。
プロデューサーの中で何かがプツンと音を立てて切れた。
抱き締める腕に力が入ると小鳥の口から僅かに吐息が漏れた。
「ふっ…んっ」
その漏れる息すら逃さぬ様にプロデューサーは唇を重ねた。
息をしようと微かに開いた小鳥の口の中でプロデューサーの舌が小鳥のと触れ合う。
「はっ…あっ。んぅ、んっ!」
重ねられた唇が痺れた様に感覚を失っていくと同時に思考も追いつかなくなっていた。
息苦しさと体を走るその感覚に小鳥の体がずるずると崩れ落ちていく。
小鳥がぺたりと座り込んだ時、絡まっていた舌が解き放たれた。
薄糊を剥がすように唇が静かに離れていく。
「っはぁ、はぁ…はぁ」
息苦しさから開放された小鳥は焦点の合わない様子で肩で息をしていた。
舌を伝った透明な糸が音もなく途切れた。
どれくらいの時間がたっていただろう
二人の息遣いだけが聞こえていた中で不意に小鳥がプロデューサーに抱きついた。
「怖かったよ…今まで」
答える様にプロデューサーは小鳥を抱きしめた。
「あれから貴方の事どんどん好きになっていくんだもの…私の気持ちが追いつかない位」
「そう、なんですか?」
「それなのに貴方はなんかよそよそしいし、何時まで経っても敬語だし」
「う…」
「割り切ろうかとも思った…今ならまだそんなに痛くないかなって」
そう言って小鳥はすがる様に頬をプロデューサーの胸に擦りつけた。
「でもダメだったぁ。何だかんだで結局目で追ってしまうの。今更諦めるなんて無理よ」
自嘲気味にそう呟く小鳥の髪をプロデューサーは指で掻き分けた。
「フフッ♪」
小鳥は嬉しそうに目を細めた。
「ねぇ、プロデューサーさん?」
「?」
「今日は一緒に居てくれる?仕事、本当はあまり忙しくないのでしょ?」
小鳥の言う通りだった。
残業はプロデューサーが無理矢理こじつけた様なもので誤字脱字の修正は別に今日やらねばいけないと言う物でもない。
「そうですね…知ってたんですか」
「勘だけど」
「っ…」
「フフッ♪引っ掛かった」
「ったく…」
小鳥は腕に力を込めるとスッと瞳を閉じた。
「ねえ、ずっと…一緒にいようね?」
翌日の朝
アラームが鳴り響く中、腕を伸ばした小鳥はパタパタと目覚まし時計を探り当てると布団の中から時刻を確認した。
時計は10時半を示している。
サーッと冷たい血が背中に流れた。
「いっけない!寝過ごし…た」
脱力した様に腕を落とす。
損した気分になった。
休日だと思い出した小鳥は余韻に浸りながらそのまま枕に突っ伏した。
「クシュンッ!」
不意にクシャミが小鳥を襲った。
体には心地よい気だるさがまだ残っていた。
「はぁ、まだ寝てたいのに…」
小鳥がポツリと呟く。
「ん〜…」
隣から眠そうなプロデューサーの声が聞こえてきた。
プロデューサーはまだ起きていないのか再び寝息を立て始めた。
「フフッ♪」
ちょっぴりの恥ずかしさと嬉しさの中、小鳥は隣で眠るプロデューサーの顔を見つめていた。
不意に悪戯心が騒ぎ出した小鳥はプロデューサーの頬を突付いた。
「んー…」
無意識の内に感触を感じ取ったのかプロデューサーは寝返りを打った。
丁度良く伸びてきたプロデューサーの腕に小鳥は自分のうなじを乗せた。
幸福感を感じながら小鳥はプロデューサーの胸を揺さぶった。
「ねぇ、起きて♪」
「う、ん…」
プロデューサーは腕を軸にして今度は小鳥の方に寝返りを打った。
「案外寝起き悪いのねぇ、フフッ♪」
ポソッと呟き再び肩を揺すって声を掛ける。
「起きて、起きて」
眠たそうにしながらも目を開こうとするプロデューサーの仕草を小鳥は愛しく思った。
自分だけに見せている表情だと思うと尚更だった。
ゆっくりと瞼が開いていく。
小鳥が胸に抱くのプロデューサーの表情や声、全てが嬉しくて堪らなかった。
今の小鳥の幸せはプロデューサーがいてくれることだった。
それが今現実に目の前にある。
「ん…」
生まれたばかりの動物の様に薄目を開いてプロデューサーは呟いた。
「ことり、さん?」
眠たそうな声で確かめる様に呟きながらプロデューサーは空いている腕を伸ばした。
「おはよ♪」
宙に浮いている手を捕まえて小鳥は自分の頬に当てた。
プロデューサーはその手で小鳥を引き寄せ抱き締めると再び寝息を立て始めた。
クスクスと笑いながら小鳥はそんな状況を楽しんでいた。
彼の胸で体温や鼓動を感じながらまどろむのは小鳥の知らない心地好さがあった。
腕に包まれていると言うだけでも小鳥は幸せでいっぱいだった。
「もう朝だよ、起きて」
小さく溜息を吐いて寝起きの悪さを苦笑しながら小鳥はプロデューサーを起こした。
唸りながらようやくプロデューサーが目を開けた。
状況が把握出来ていないのか2度3度と瞬きを繰り返す。
「起きた?おはよ♪」
小鳥が声を掛けるとプロデューサーは小鳥をギュッと引き寄せて唇を重ねた。
「ん…」
軽く重ねた唇が離れる。
「おはようございます」
プロデューサーがはにかみながら言った。
「まーだ敬語だ」
小鳥は悪戯っぽく笑った。
「う…慣れてないもので…」
申し訳無さそうに言うプロデューサーを尻目に小鳥はパジャマを着てキッチンに立った。
コーヒーを淹れるとテーブルの前に座っているプロデューサーの横に小鳥も腰掛けた。
「ありがとう」
小鳥はお礼を言いながらコーヒーを啜るプロデューサーの顔を見つめていた。
コーヒーを一口啜ると小鳥は頭をプロデューサーの肩にトンとぶつけた。
「おっと…」
零しそうになったコーヒーを持つ手を変えてプロデューサーは小さく微笑むと小鳥の頭を抱えるようにして髪を撫でた。
「フフフッ♪」
その嬉しさから小鳥は自然に口元が緩んでしまっていた。
「ねぇ?」
「ん?」
「フフッ♪」
「なに?」
「気になる?」
「それはまぁ…」
「フフフッ♪じゃあ言わない」
「なんなんですか、それ…」
ニコニコ
「…」
「…」
「…」
「ねぇ?」
「また言わない気ですか?」
「んーん」
「なんです?」
「フフッ♪」
「…」
「大好き♪」
「っ!?」
「愛してる♪」
小鳥はプロデューサーの頬に小さくキスをした。